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社会福祉士

福祉施設の中でリーダー的な業務を行う社会福祉士

障害者の支援や高齢者介護など、社会福祉の分野では様々な仕事が必要となります。
実際に介護の業務に取り組む人もいますし、施設を管理する人も求められます。

そして、社会福祉という枠組み全般を考慮しながら、それぞれの要介護者とご家族の必要を見ながら、適切なサポートを受けられるように計画することも重要です。
この、要介護者の相談に乗って適切な介護計画を立てていくという業務を主に行っているのが社会福祉士です。
基本的には、相談業務をメインとして、要介護者本人とそのご家族が快適な生活を送れるように、どのサービスを利用するか、どの程度利用するかなどを考えていきます。

介護施設の中では、介護プランを立ててそれを管理することになりますので、どちらかというとリーダー的な存在として働くことになります。
社会福祉士がいることで、全体的な業務の流れが変わりますし、要介護者の受けられるサービスの質も変わってきますので、とても大事な立場にあります。

働きながら社会福祉士の資格取得を目指している人も多い

社会福祉士の受験資格を取るにはいくつかの方法があります。
まず、一番の最短ルートは一般大学で一年間勉強して、一般養成機関に通って受験資格を取るというものです。
他にも、短大に二年間通った後に一般養成機関に通うと受験資格が得られます。

こうした方法はより早い期間で受験資格を取ることができますが、学歴が必要になるという点がネックとなります。
そこで、多くの人は実務経験を貯えることで受験資格を満たすという方法を採っています。
社会福祉士は、介護の現場で相談援助業務を4年間行い、一般養成機関に行けば受験資格を満たせますので、働きながらでも受験できるのです。

夜間課程に通って資格を取ることもできる

全体の中でも30パーセントから40パーセントほどの人は、4年以上の実務経験を持つことで受験資格を得ています。
実務経験を満たせば、あとは養成機関に通うことで受験ができますので、無理なく社会福祉士の資格が取れます。
この養成機関は昼間のクラスだけでなく、夜間課程も設けられていますので、昼間仕事をしながら夜研修を受けて資格を取ることが可能になります。

仕事と研修、そして自分で勉強するというリズムはかなりきついものではありますが、資格を取ることができれば業務の幅が広がります。
また、ほとんどの介護施設では資格保有者には資格手当を支給するなどして、待遇を良くしていますので、雇用条件の改善にもつながります。
なにより、身に着けた高いスキルを人々のために用いられるというやりがいを感じることができるでしょう。