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社会福祉主事

福祉事務所で必要とされる社会福祉主事

社会福祉に関係する業務の幅はかなり広く、民間企業が様々な介護サービスを行うだけでなく、行政側が相談業務をしたり適切なサポートを受けられるように枠組を考えたりする必要もあります。
その中で、福祉事務所は重要な役割を果たし、実際にサポートを必要とする高齢者や障害者の方から相談を受けて、必要な制度を利用できるように援助します。
また、問題のある家庭や施設などのチェックを行い、すべての人が健康的で幸福な生活を送れるように見守るという大事な役割も果たします。

こうした福祉事務所では、社会福祉主事という業務を行う人の設置義務があり、社会福祉の制度を円滑に行えるように見守っています。
この社会福祉主事は、様々な相談業務を行い、福祉サービスの利用を必要とする人とそれを提供する施設とを結びつけるという業務をします。
また、社会福祉施設の管理を行い、常に質の高いサービスを提供できるように見守るという業務を行うこともあります。

社会福祉主事になるためにはどうしたらいい?

社会福祉主事として働くためには、いくつかの道があります。
一つは大学の社会福祉関連の学部で、一定以上の単位を修めた人に資格が与えられます。
または、指定の養成機関に通い、1,500時間の講座を受けた人もこの資格を取得することができるようになります。

こうした資格取得方法の他には、それぞれの自治体が主催する講習会に参加することでも資格が取れます。
この講習会は279時間となっていて、それほど大きな負担を負うことなく資格が取れるのがメリットです。
また、社会福祉士や精神保健福祉士などの資格を持っている人は、自動的に社会福祉主事としての資格を取ることもできるようになります。

社会福祉主事は、ある程度の学歴や資格保有などの条件がありますので、もし社会福祉主事として働きたいと思っているのであれば、それに至るまでのステップを確認して、徐々に条件を満たしていけるようにしていくことが肝心です。

公務員として働くので安定した仕事を得られる

社会福祉主事の主な勤務先は福祉事務所の相談員などです。
公務員として働くことになりますので、安定した仕事を得ることができて人気があります。
仕事の時間も規則的ですし、職場環境もしっかりと整っています。

また、障害者や高齢者の方などを助けるために、自分のスキルを存分に用いて仕事ができるというのも大きなやりがいを与えます。
資格を取ってこの仕事をするのは、いくらかの制約があって誰でもできるというわけではありませんが、より多くの人のためになる仕事ですので、自分にできるかどうか可能性を検討してみると良いでしょう。