仕事と介護

仕事と介護

拡大する問題

介護士の仕事に限ったことではなく、仕事と介護の両立の問題は国内全体に広がっている大きな問題の1つとなっています。
仕事もしなければならず、介護もしなければならないという板挟みによって生活自体が困窮してしまっている人も少なくありません。
育児休暇は設けていても、介護休暇は設けていない企業が多く、自分でなんとか時間を工面しなければならない、というのが問題を拡大しています。
育児に比べて介護は期間が決まっているものではなく、いつまでかかるのか分からない、ということも負担を増加させる理由です。

実際、2013年の調査によると介護との両立が難しいという理由で離職をした人が10万人を超えているという結果となりました。
この状況が続けば、ただでさえ減少傾向にある労働人口がさらに少なくなってしまい、様々な業種における人員不足が顕著になってしまいます。
では、どうすれば良いのでしょうか?こういった問題に発展してしまう背景として「介護は家族の問題である」と捉えていることが多いという理由があります。

改めて申し上げますが、介護は家族の問題ではありません。
地域の問題であり社会の問題であり、国の問題です。
家族だけですべての介護を行わなければならない、という観念は早めに捨ててしまいましょう。
そうしなければ、介護によって家族全体が不幸になってしまうことに繋がります。

介護サービスの利用

すべてをプロに任せる、ということになると経済的に厳しいという家庭も多いかと思いますが、できるだけ介護サービスを利用し、自分達の負担を軽くすることが重要です。
公的なサービスも民間のサービスも、利用できるものを最大限利用するようにしましょう。

また、細かいサポートを行ってくれるサービスもあり、こちらは安い金額でも利用が可能になります。
例えば昼食や夕食を宅配してくれるサービスや、自宅訪問などによって見回りを行ってくれるサービス、さらには掃除などの家事の代行サービスなどもあります。
これらを上手く利用して負担を軽減するようにしましょう。