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ケアマネージャー

要介護認定書類の作成の代行も行う

介護士のキャリアとして次に紹介するのは「ケアマネージャー」についてです。
正式には「介護支援専門員」という名称ですが、分かりにくいということでケアマネージャーと呼ばれる場合の方が多いでしょう。
この仕事は要介護認定の高齢者に対して、どのようなケアを行うのか、そのプランニングを行う仕事です。
また、要介護認定書類の作成を代行するといったような業務も請け負うことになります。

この仕事において何より重要なのは、高齢者とその家族からの相談を受けることにあります。
介護が必要な人も、その家族も、介護に対して言いようのない不安を感じています。
この不安を解消できるように、プロの目線から介護について考えて相談に乗ることが重要です。
特に介護を受ける本人はそのことに対して「申し訳ない」という気持ちを強く持っている場合があり、必要以上に萎縮してしまうことがあるため、この点はなんとか解消できるようにしましょう。

ケアマネージャーになるには

それでは、ケアマネージャーになるためにはどのようなことをする必要があるのかについて紹介します。
この資格を取得するためには、毎年1回行われている介護支援専門員実務研修受講試験に合格する必要があります。
国家試験ではありませんが公的試験であるため、ある程度格の高い資格であると考えて頂いて構いません。
基本的には毎年10月の日曜日に開催されているため、取得を考えている場合にはスケジュールを調節しておきましょう。

この資格の受験のためには、受験資格が必要となります。
介護福祉士や社会福祉士のような国家資格を持っている場合、900日の実務経験があれば受験資格となります。
なぜならば介護福祉士の仕事に近い内容であるため、介護福祉士実務経験をベースに受験をする人が多いでしょう。

国家資格を持っていない場合には、老人福祉施設などにおいて5年から10年の実務経験が必要となります。
あくまでも介護従事者としての経験のみが実務経験として扱われます。