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医療介護福祉士について

日本慢性期医療協会

キャリアアップの要素として次に紹介するのは「医療介護福祉士」についてです。
このキャリアは2010年から開始されたもので、まだ5年目と歴史は浅い資格ではありますが、今後医療と介護の関係がより近づく事を考えると重要な資格の1つとなることが期待されています。
この資格はいわゆる民間資格であり、日本慢性期医療協会という団体によって認定が行なわれています。

この資格を取得するためには、6日間の研修を受けて修了テストに合格する必要があります。
24単位の講義と現場実習を行うことになるため、医療と介護を繋ぐ知識を理解するのに利用できるでしょう。
一般参加の場合には9万円、会員施設に勤務している場合には7万円で資格の取得を行うことができます。

この資格の取得においては、脳血管疾患の管理であったり、口腔ケアによる口腔病の予防や、リハビリテーションのことなどを学ぶことができます。
純粋に福祉に関わっている医学を学ぶ場所としても活用することができるでしょう。
ただ、あくまでも知識を得るというだけであり、実際の医療行為を行えるようになるわけではありません。
そのためには医師免許ないしは看護師免許が必要となる点については注意が必要です。

目的はなにか

それでは、医療介護福祉士の目的はどこにあるのでしょうか?
これは、介護士一人ひとりの質を高めることが目的となっています。
確かに理解をした所で実際に自分で処置を行うことができるものではありませんが、これによって介護の現場の質全体を高めていくことが目的となっています。
まだまだ認知度が高い資格ではないため、これによって就職や転職を行う、というのは現実的な状態ではありませんが、今後さらにこの資格が注目を集めることになれば、キャリアアップの要素として十分活用することができるでしょう。