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人と科学を結ぶ新潟大学工学部「人間支援感性科学」の授業

新潟大学の学習方針

新潟大学は、新潟県にある国立大学です。3つのキャンパスを所有していて、メイン拠点に五十嵐キャンパスが使用されています。主体性があり、地域貢献のある人材の育成を目標にしています。

平成29年度に「創成学部」を設立し、課題に対して積極的に取り組み、自分の人材価値を高められるようプログラムが考案されました。

情報社会、グローバル社会といわれる今の社会に対して、柔軟なアプローチのできる人材育成を目指しています。留学制度では、短期間の体験プログラムから、長期にわたって専門知識が学べる交換留学などの充実したプログラムがあります。

また、新潟大学では、地域貢献に力をいれていて、平成20年には社会システムの再生を目的とした「新潟大学朱鷺プロジェクト」でトキを放鳥し共生を目標にするプロジェクトが考案されました。

そのほか、新潟中越地震や新潟中越沖地震などの自然災害の対策の一環として、新潟大学五十嵐キャンパスは、災害時の非難箇所に指定されています。
大学敷地内に複数の寮が存在するため、学生は有事の際にも住居が確保できます。
ただし大学寮は建物が古いため、設備の充実を求める学生は周辺の民間運営の学生向けマンションを利用する傾向があります。

≪参考≫
アパート・学生寮 | 学生生活・就職 – 新潟大学

新潟大学工学部

新潟大学にある工学部は、平成29年から7つあった学科を1つの学科へ統合。1学科5分野の専門領域に変わっています。現在はグローバル社会といわれ、様々な価値観をもつ人であふれています。そうした社会の中で広い視野で柔軟にものごとをみる人材育成を目指しているようです。

工学部の学生数は平成29年度以降530人で、それぞれの専門分野の勉強に励んでいます。

人間支援感性科学プログラムとは

人間支援感性科学プログラムは、新潟大学工学部にある分野の1つです。新潟工学部の体制変更に伴い「福祉人間工学科」から「人間支援感性科学プログラム」の名称に変更されています。数学や物理学をベースに工学分野に必要な知識の習得から芸術や福祉、健康科学などの福祉領域についての知識を学べます。

理系のような数字に特化したり、人と接する職業の多い文系領域に特化したりしただけでは、今の社会で活躍できる人材はなかなかいないのではないかと思います。

ユーザーのニーズに応えられる視点をもち、それを実現できる計画性のある文理融合型の人材が望まれているといえるでしょう。人間支援感性科学プログラムでは、専門知識のみならず実験・実習などのカリキュラムを通して、現代社会に必要とされる人材育成を目指しています。卒業した学生の主な進路では、製造業へ就職される学生が多いほか、6割の学生が大学院に進学しています。

人間支援感性科学の研究では、医工学とスポーツ科学の知識を合わせた研究がされています。ランニングに使用されるシューズの特徴をスポーツ科学の観点から分析し、医工学領域からシューズを使用する人間の生体機能の分析。それによって靴底の素材ごとにランニングの変化を研究しています。